人工衛星・宇宙事業について Space business
宇宙事業にかける想い
オガワ機工株式会社、副社長の伊藤です。
わたしは、福岡県久留米・筑後を中心とした、宇宙産業に熱意のある中小企業で構成するe-SETという団体に2010年頃から参加しています。
志は「北部九州に宇宙産業の集積地をつくること」です。
中小企業でかつ宇宙産業の専門知識も持たない人間が、10年以上も続けてきました。
当初はなかなか目立った成果もありませんでしたが、e-SETを通じて株式会社QPS研究所様のQPS-SARという人工衛星の事業に関わらせてもらうことで、ようやく志を具体的な結果をもって示せるようになってきました。
弊社のQPS-SARでの役割は、機械設計と組立です。少しずつ関わってくれる社員も増えてきて、弊社のプライドになり始めていると感じています。
機械設計と組立にしか関わっていないのでおこがましい感想だとは思いますが、人工衛星の開発はとにかく大変ですが、その大変さを凌駕するやりがいを感じています。
上手く行かないことが何度も何度も起こりますが、誰も挫けず、チームで乗り越えていく。誰もが皆、高い熱量で仕事を進めていく。
このような中に身を置けること、これは何物にも代えがたいやりがいです。
実際のところ、宇宙事業といってもQPS研究所様のサポートをしているだけにしか過ぎませんが、それでも志は高く、プライドを持って、利他の心で邁進していきます。
いまはまだ志の道半ば。しかしいずれは、宇宙に興味をもった若者が「JAXAでもいい、NASAでもいい、九州でもいい」と言ってくれるような、そんな世界を目指しています。
令和5年3月吉日
取締役副社長 伊藤慎二
